家族は夫と娘が二人、ラブラドールレトリバーに猫が二匹。にぎやかで愛おしい存在に囲まれながらも、私は長いあいだ「働くこと」に自分を支えてもらっていました。 薬を飲みながら職場へ向かう毎日。耳鳴りやめまいがあっても、自分を置き去りにして仕事に向かう──今思えば、働くことでやっと自分の存在を感じられていたのだと思います。

結婚をしてからも、気づけば心は殻に閉じこもり、ホメオパシーでいう Nat-m. の状態そのもの。

心はスカスカな状態に。人に頼れず、ストレスを抱え込み、やがて身体はその負荷を正直に表し始めました。

長女は薬剤性肝障害をきっかけに起立性調節障害を発症し、次女も精神的な不安定さに揺さぶられていく。 さらに、実母は自己免疫疾患、父は動脈瘤、義父は食道癌──周りには慢性病に苦しむ人ばかりでした。

どうしてこんなにも「治りきらない苦しさ」が続くのだろう。 何か他の道はないのだろうか。 そんな問いの先で出会ったのがホメオパシーでした。

心と身体の奥にあるものが、そのまま症状に現れるという考え方に深く納得し、少しずつ自分の内側にも光が差し込むのを感じました。 この体験を、同じように苦しんでいる方々にも届けたい──そう願うようになりました。

ホメオパシーを通して、もっと多くの人が「自分本来の力」を取り戻す体験ができますように。私の歩みは、今もそこに向かって続いています。

感情の乱れが病気を生むのなら、その背景にある“感情の受けやすさ”にも理由があると感じています。人によって違うその敏感さは、育った環境や周囲の影響、幼少期に受け取った感情やすりこみが深く関わっているもの。ひとつひとつを丁寧に癒していけるよう、心に寄り添う相談会を大切にしています。

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